立地を選ぶポイント

①交通の便

まずは最寄りの交通機関(駅やバス停)のチェックです。車を保有している場合でも、家族の通勤・通学などに利用する場合は距離や時間を確認しておきましょう。

また車を日常的に使う場合は周辺の交通量なども見ておくと良いでしょう。

混雑状況の把握もできますし、小さなお子様がいる家庭であれば近辺の環境(安全かどうか)を確認することもできます。

駅から近い土地は、価格が高くなる傾向がありますが、交通機関を日常で利用するのであれば尚、重要なポイントのひとつとなります。

②商業施設と公共施設への距離

スーパーやコンビニ、薬局など生活に必要な商業施設への距離は大切です。

通勤の途中にあると、帰りに寄ることもできます。目安としては徒歩圏内にあるのが理想的です。

また郵便局や病院など公共施設の充実も重要なポイントの1つです。

特に病院は、内科、外科、皮膚科、小児科など各病院があるか、いざという時にすぐ行ける距離にあるのかどうか確認しておくことが大切です。

立地を選ぶポイント_自宅周辺

③子育ての環境

お子様がいる場合に特に重要となるのが子育ての環境です。

乳幼児の場合は幼稚園や保育園がどこにあるのか、またその先のことを考えて小学校、中学校は近くにあるのかなども確認しておくと長く住み続けやすくなるでしょう。

もし現在子どもがいないとしても、これからできる予定や可能性があるのであれば、こういった子育て環境も視野に入れることもおすすめします。

④傾斜の向き

理想なのは日当たりが良い南向きの土地です。

日中はお部屋の中が明るく暖かくなりやすいことが大きなメリットとなります。注意しなければならないケースがあるとすれば不自然な傾斜をしている場合です。盛り土をしている可能性もありますので、不自然だと感じた場合には確認してみましょう。

立地を選ぶポイント_日当たり

またほとんどの土地は、周辺道路よりも少し高くなっていますが、中には窪地になっているところもあります。

窪地になっている土地は、雨水などが流れ込む可能性があり、水はけが悪いといったことも起きかねません。

南向きに加え、少し高台になっているともっと理想的であるといえます。

⑤土地の形

土地の形は正方形か長方形をできるだけ選びましょう。

車を持っている場合は、台数に合わせて土地を選ばなければなりませんが、正方形もしくは長方形であれば土地を無駄なく活用することができます。

例えば図のような土地の場合、家の位置から物置、駐車場、花壇の配置を全て変えても、うまく配置することができます。

立地を選ぶポイント_土地の形

⑥災害のリスク

災害のリスクについて知っておくことも重要なポイントの一つです。

住宅の場合は、土地の上に基礎を造るので、土地そのものの地盤が大きく関係してきます。

地震が起きた時の最大震度や、液状化の可能性などについてはハザードマップで調べることができます。

また、その土地が昔、どのような用途で使われていたのかというのも大事なポイントになります。例えば、田んぼだった場合には、地盤沈下や地震の際の液状化の心配があるため注意が必要です。

地盤そのものは見えるものではありませんのでしっかりと調査をしておきましょう。